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デザインのたね

「シャープさ」ってどんな色で表現できるかご存知ですか?

ブランディングに役立つ色のお話、今回で4回目となります。

春は色とりどりでいいですね。

新しい生活がスタートして、身につけるものを変わったという方も多いのではないでしょうか。

例えば、ビジネススーツでも、ネクタイの色一つでガラリと印象が変わりますね。

中には、自社のイメージとしては「シャープな印象を与えたい」などと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、そんな「シャープさ」を色で表現するとどんな色になるのか、お話ししていきます。

シャープな感じがする色を、私たちは「信頼感」を感じる色と呼んでいるのですが、信頼感といえば、黒や青などを想像してしまいます。実際はどうなのでしょうか。

信頼感を表現する色には、モダンな色、フォーマルな色、シックでダンディな色などがあります。

代表的な色の組み合わせをあげますと、

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このような色でわたしがイメージするのは、いろいろありますが、例えば保険屋さんのブランド。ここでは”三井住友海上”さんのクリエイティブ。

・”三井住友海上”HP

https://www.ms-ins.com/

どうですか?

ブランドロゴは黒で、太さも均一でどっしりとして安定感を感じます。また一緒に青緑を使用することでモダンさやシャープさが加わっています。ホームページでは、紺色をプラスすることでより信頼感を訴求しています。

どの商売もそうですが、特に無形の商品を取り扱う商売は信頼感がカギとなる商売だと思います。三井住友海上さんは、「頼りたくなる色合い」や形で自社のイメージをしっかりと表現されていると思います。

心理学の印象形成の実験から、人の第一印象は3秒から10秒で決まると言われています。

「私たちの商品やサービスからは、シャープさを感じてほしい。」と思っているのに、信頼感の湧く色を使っていなければ、イメージを誤解されてしまうかもしれません。

もし、お客さんに”シャープさ”を感じてほしいと考えているなら、お客さんとの最初の出会いの場となる、看板やチラシ、webサイトには信頼感のある色でイメージを統一してゆくことが大切だと考えています。

そして、そのイメージをくり返し見てもらうことで、ブランドイメージが定着してゆくと考えています。

”シャープさ”が売りの方は、看板やチラシ・ホームページなどに信頼感のある色を何色かで統一して使ってみてはいかがでしょうか?

それでは、次回もお楽しみに。