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デザインのたね

「さわやかさ」ってどんな色で表現できるかご存知ですか?

ブランディングに役立つ色のお話、3回目の今回は、「さわやかさ」や「すがすがしさ」のある色について。

一体どんな色なのでしょうか。想像できますか?

”さわやか” や”すがすがしさ”のある色を私たちは「センス感」を感じる色と呼んでいるのですが、センス感といえば、きれいな水色や白、スカッとしたレモン色を想像してしまいますが、実際はどうなのでしょうか。

センス感を表現する色には、クリアな色、クールでカジュアルな色、一方で少し華やかなクールでエレガントな色などがあります。

代表的な色の組み合わせを挙げますと(こちらの色に “白”も加わります。)、

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このような色でわたしがイメージするのは、いろいろありますが、例えば口腔ケアのブランド。ここでは”NONIO”さんのクリエイティブ。

・”NONIO”HP

https://nonio.lion.co.jp/

どうですか?

ブランドロゴは黒で信頼感を訴求していますが、全体のクリエイティブとしては、明るい水色や黄緑、黄色を使ってさわやかさ、さわやかを感じますね。

さらに、ロゴはシンプルで、全体のさわやかさにぴったりな感じです。ちなみにこちらのロゴ、『NIO』に、すがすがしいほどに白線が入っていることで、”においを消す”という意味合いも感じられて、商品コンセプトをしっかり表しているところが、素晴らしいなぁと感じます。

心理学の印象形成の実験から、人の第一印象は3秒から10秒で決まると言われています。

「私たちの商品やサービスからは、さわやかさやすがすがしさを感じてほしい。」と思っているのに、センス感の湧く色を使っていなければ、イメージを誤解されてしまうかもしれません。

もし、お客さんに”さわやかさ”や”すがすがしさ”を感じてほしいと考えているなら、お客さんとの最初の出会いの場となる、看板やチラシ、webサイトにはセンス感のある色でイメージを統一してゆくことが大切だと考えています。

そして、そのイメージをくり返し見てもらうことで、ブランドイメージが定着してゆくと考えています。

”さわやかさ”や”すがすがしさ”が売りの方は、看板やチラシ・ホームページなどにセンス感のある色を何色かで統一して使ってみてはいかがでしょうか?

それでは、次回もお楽しみに。